【No. 168】乙種第4類危険物取扱者 模擬試験


法令

問題 1 法令上の危険物についての説明として、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物は、1気圧において温度20℃で液体又は気体である。
  2. 2. 危険物は火災危険だけでなく、人体に対する毒性危険を判断するための試験を行い判定する。
  3. 3. 指定数量とは、危険物についてその危険性を勘案して政令で定める数量である。
  4. 4. 危険物は、法別表第1の品名欄に掲げる物品の他に、市町村条例で定められた物品もある。
  5. 5. 難燃性の合成樹脂も危険物に指定される。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 2 法令上、予防規程に定めなければならない事項に該当しないものは次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の保安に関する業務を管理する者の職務及び組織に関すること。
  2. 2. 危険物の保安に係る作業に従事する者に対する保安教育に関すること。
  3. 3. 危険物の保安のための巡視、点検及び検査に関すること。
  4. 4. 地震が発生した場合における施設及び設備に対する点検、応急措置に関すること。
  5. 5. 製造所等において発生した火災及び消火のために受けた損害調査に関すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 3 法令上、屋内貯蔵所において、次の危険物を同時に貯蔵する場合、危険物の指定数量の倍数はいくつか。 
重油 …………………… 1,000 L
軽油 …………………… 1,000 L
ガソリン ………………  300 L
灯油 ……………………  500 L
選択肢
  1. 1. 2.5
  2. 2. 3
  3. 3. 3.5
  4. 4. 4
  5. 5. 5
回答欄 1 2 3 4 5

問題 4 法令上、製造所等から特定の建築物等まで一定の距離(保安距離)又は、製造所等の周囲に保たなければならない空地(保有空地)を保たなければならない旨の規定が設けられているが、いずれにも該当しない製造所等は、次のうちどれか。 
ただし、防火性の壁などは無いものとし、基準の特例が適用されるものを除く。
選択肢
  1. 1. 屋外タンク貯蔵所
  2. 2. 一般取扱所
  3. 3. 屋内貯蔵所
  4. 4. 給油取扱所
  5. 5. 屋外貯蔵所
回答欄 1 2 3 4 5

問題 5 法令上、次のうち第5種の消火設備に該当しないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 膨張ひる石
  2. 2. 泡を放射する大型消火器
  3. 3. 水槽
  4. 4. 膨張真珠岩
  5. 5. 粉末消火剤を放射する小型消火器
回答欄 1 2 3 4 5

問題 6 法令上、地下タンク貯蔵所の設備について、次のうち誤っているものはどれか。ただし、二重殻タンク及び危険物の漏れを防止することができる構造のタンクを除く。
選択肢
  1. 1. 地下貯蔵タンクには、通気管又は安全装置を設けること。
  2. 2. 地下貯蔵タンクには、危険物の量を自動的に表示する装置を設けること。
  3. 3. 液体の危険物の地下貯蔵タンクの注入口は、屋外に設けること。
  4. 4. 地下貯蔵タンクの配管は、当該タンクの頂部以外に取り付けること。
  5. 5. 地下貯蔵タンクの周囲には、当該タンクからの液体の危険物の漏れを検知する設備を設けること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 7 法令上、製造所等の所有者等が市町村長等に届け出なければならないものとして、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の譲渡又は引渡を受けたとき。
  2. 2. 製造所等の位置、構造又は設備を変更しないで、危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更しようとしたとき。
  3. 3. 危険物保安監督者を解任したとき。
  4. 4. 定期点検を行ったとき。
  5. 5. 製造所等の用途を廃止したとき。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 8 法令上、製造所等が市町村長等から使用停止を命ぜられる事由に該当しないものは、次のうちどれか。
選択肢
  1. 1. 危険物の貯蔵及び取扱いの基準の遵守命令に違反した。
  2. 2. 危険物保安監督者を定めたが、市町村長等への届出をしていなかった。
  3. 3. 仮使用の承認又は完成検査を受けないで、製造所等を使用した。
  4. 4. 危険物保安監督者の解任命令に応じなかった。
  5. 5. 定期点検を行わなければならない製造所等で、法定期限内にそれを行わなかった。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 9 法令上、製造所等の定期点検について、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等の所有者、管理者又は占有者は、定期点検を実施した後、遅滞なくその結果を市町村長等に提出しなければならない。
  2. 2. 定期点検を実施する者の規定はなく、製造所等の所有者が委任していれば、誰でも点検を行うことができる。
  3. 3. 定期点検をしなかった場合は、製造所等の許可の取り消しを命じられる場合がある。
  4. 4. 製造所等の危険物の取扱いが技術上の基準に適合しているかを点検する。
  5. 5. すべての地下タンク貯蔵所は、点検を行う必要はない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 10 法令上、製造所等で、丙種危険物取扱者が取り扱うことのできる危険物として、次のうち規則で定められていないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 重油
  2. 2. 第3石油類の潤滑油
  3. 3. 固形アルコール
  4. 4. 第3石油類の引火点が130℃以上のもの
  5. 5. 第4石油類のすべて
回答欄 1 2 3 4 5

問題 11 法令上、危険物取扱者免状の交付を受けている者が、免状を亡失・滅失若しくは、汚損・破損した場合の再交付の申請について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 当該免状を交付した都道府県知事に申請することができる。
  2. 2. 当該免状の書換えをした都道府県知事に申請することができる。
  3. 3. 居住地を管轄する都道府県知事に申請することができる。
  4. 4. 免状を破損し再交付を受ける場合は、当該免状を添えて申請しなければならない。
  5. 5. 免状を亡失して再交付を受けた者は、亡失した免状を発見した場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に提出しなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 12 法令上、危険物施設保安員の業務として、次のうち誤っているものどれか。
選択肢
  1. 1. 予防規程等の保安に関する規定に適合するように、危険物取扱者に対して必要な指示を与える。
  2. 2. 製造所等の構造及び設備を技術上の基準に適合するように維持するため、定期及び臨時の点検を行うこと。
  3. 3. 製造所等の構造及び設備に異常を発見した場合は、危険物保安監督者その他関係のある者に連絡するとともに、状況を判断して適当な措置を講ずること。
  4. 4. 火災が発生したとき又は火災発生の危険性が著しいときは、危険物保安監督者と協力して、応急の措置を講ずること。
  5. 5. 製造所等の計測装置、制御装置、安全装置等の機能が適正に保持されるようこれを保守管理すること。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 13 法令上の用語について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

問題 14 法令上、危険物は、危険性の程度に応じて、危険等級T、危険等級U及び危険等級Vに区分されているが、次のうち、危険等級Vに区分されているものはどれか。
選択肢
  1. 1. クロロベンゼン
  2. 2. アセトン
  3. 3. ジエチルエーテル
  4. 4. メタノール
  5. 5. ガソリン
回答欄 1 2 3 4 5

問題 15 法令上、製造所等においてする危険物の貯蔵及び取扱いのすべてに共通する技術上の基準として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 製造所等においては、みだりに火気を取り扱ってはならない。
  2. 2. 油分離装置にたまった危険物は、希釈してから下水道等に排出処理しなければならない。
  3. 3. 製造所においては、常に整理及び清掃を行うとともに、みだりに空き箱その他の不必要な物件を置いてはならない。
  4. 4. 製造所においては、許可若しくは届出に係る品名以外の危険物又は許可若しくは届出に係る数量若しくは指定数量の倍数を超える危険物を貯蔵し、又は取り扱ってはならない。
  5. 5. 危険物を貯蔵し、又は取り扱う建築物その他の工作物又は設備は、当該危険物の性質に応じて、遮光又は換気を行なわなければならない。
回答欄 1 2 3 4 5

物理学・化学

問題 16 燃焼等の一般的な説明として、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼とは熱と光をともなう酸化反応のことである。
  2. 2. 燃焼が起こるためには、可燃性物質、酸素供給源、点火源の3つが同時に存在する必要がある。
  3. 3. 可燃性液体は、蒸発により発生した蒸気が、空気中で燃焼する。
  4. 4. 表面燃焼とは、固体の可燃物が加熱されて分解し、そのとき発生する可燃性ガスが、固体の表面で燃焼することをいう。
  5. 5. 酸素供給源として、分子内に含まれる酸素が使われることもある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 17 アセチレンの完全燃焼を表した化学反応式において、次の【A】〜【D】の係数の和として正しいものは次のうちどれか。なお、係数は整数とすることとし、係数1は省略しないこと。
選択肢
  1. 1. 9
  2. 2. 13
  3. 3. 15
  4. 4. 17
  5. 5. 19
回答欄 1 2 3 4 5

問題 18 次に示す性質を有する物質に関する説明として、正しいものはどれか。
引火点  28℃
発火点 600℃
燃焼範囲 2〜10vol%
沸点  140℃
選択肢
  1. 1. 液体の温度が28℃未満のときには、蒸気は発生しない。
  2. 2. 液体の温度が28℃以上になると、発生する蒸気の濃度は2vol%以上になる。
  3. 3. 蒸気の濃度が10vol%を超えなければ、引火しない。
  4. 4. 液体の温度を140℃まで加熱すると、蒸気の濃度は10vol%になる。
  5. 5. 600℃以上になるまで、点火源を近づけても燃焼しない。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 19 電気設備の火災に適応した消火剤の組合せで、次のうち正しいものはどれか。
選択肢
  1. 1. 二酸化炭素、消火粉末
  2. 2. 化学泡、強化液
  3. 3. 二酸化炭素、水溶性液体用泡
  4. 4. 機械泡、水
  5. 5. 化学泡、消火粉末
回答欄 1 2 3 4 5

問題 20 次の文の下線【A】〜【E】のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C
  4. 4. D
  5. 5. E
回答欄 1 2 3 4 5

問題 21 静電気について、次のうち誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 静電気の電荷の間にはたらく力はクーロン力である。
  2. 2. 静電気には、正負2種類のものがあり、同種の電荷間には吸引力、異種の電荷間には反発力がはたらく。
  3. 3. 帯電している物体が、絶縁されている場合、その物体に帯電したままの電気を静電気という。
  4. 4. 静電気は、2つ以上の物体が接触分離する行程で発生する。
  5. 5. 静電気の蓄積防止対策として、導体で接地する方法がある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 22
選択肢
  1. 1. 0.5 mol
  2. 2. 1 mol
  3. 3. 1.6 mol
  4. 4. 2 mol
  5. 5. 3.2 mol
回答欄 1 2 3 4 5

問題 23 0℃のある液体100gに、熱量12.6 kJを加えたとき、液体の温度は何度になるか。ただし、この液体の比熱は2.1 J/g・Kである。
選択肢
  1. 1. 40 ℃
  2. 2. 45 ℃
  3. 3. 50 ℃
  4. 4. 55 ℃
  5. 5. 60 ℃
回答欄 1 2 3 4 5

問題 24 単体、化合物及び混合物について誤っているものはどれか。
選択肢
  1. 1. 水は、電気分解により酸素と水素に分解するので化合物である。
  2. 2. 硫黄とアルミニウムは、1種類の元素からできているので、単体である。
  3. 3. 赤リンと黄リンは、単体である。
  4. 4. 食塩水は、食塩と水の化合物である。
  5. 5. ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である
回答欄 1 2 3 4 5

問題 25 分子内にヒドロキシ基(― OH)を含むものはどれか。
選択肢
回答欄 1 2 3 4 5

性質

問題 26 危険物の類ごとに共通する性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 第1類の危険物は、加熱により分解して酸素を放出するが、摩擦や衝撃に対して安定である。
  2. 2. 第2類の危険物は、可燃性の固体で、酸化剤と混触すると発火・爆発のおそれがある。
  3. 3. 第3類の危険物は、水と接触すると発火し、若しくは可燃性ガスを発生する。
  4. 4. 第5類の危険物は、多量の酸素を含んでおり、他からの酸素の供給がなくても燃焼する。
  5. 5. 第6類の危険物は、酸化性の液体で、有機物との混触により、発火・爆発のおそれがある。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 27 静電気による引火のおそれがある危険物を取り扱う場合の火災予防対策として、次A〜Dのうち、妥当なものの組合せはどれか。 
A.作業者は、絶縁性の手袋や靴を着用する。
B.危険物を取り扱う機器を接地する。
C.取り扱う危険物の流速を速くし、短時間で作業を行う。
D.床に水を散布し湿度を上げる。
選択肢
  1. 1. AとB
  2. 2. AとC
  3. 3. BとC
  4. 4. BとD
  5. 5. CとD
回答欄 1 2 3 4 5

問題 28 消火の際、水溶性液体用の泡消火剤が有効である危険物の組合せで、次のうち妥当なものはどれか。
選択肢
  1. 1. ベンゼン 、ジエチルエーテル
  2. 2. ガソリン、 アセトアルデヒド
  3. 3. ベンゼン 、メタノール
  4. 4. アセトン 、メタノール
  5. 5. 軽油、 酢酸エチル
回答欄 1 2 3 4 5

問題 29 第4類の危険物の一般的な性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 可燃性であるが、空気と一定範囲の混合割合でなければ燃焼しない。
  2. 2. 引火性であり、自然発火性を持つものも多い。
  3. 3. 電気の不導体であり、静電気が蓄積されやすく、静電気の火花によって引火することもある。
  4. 4. 発火点は100℃以下のものもある。
  5. 5. 引火の危険性は、引火点が低いものほど高く、引火点の高いものは低い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 30 ガソリンを取り扱う場合、静電気による火災を防止するための処置として、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. タンクや容器へ注入するときは、できるだけ流速を小さくした。
  2. 2. 移動貯蔵タンクへ注入するときは、移動貯蔵タンクを絶縁して行う。
  3. 3. 容器等へ注入するホースは、接地導線のあるものを用いた。
  4. 4. 作業衣と作業靴は、帯電防止のものを着用した。
  5. 5. 取り扱う室内の湿度を高くした。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 31 自動車ガソリンの性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 燃焼範囲はおおむね8〜20vol%である。
  2. 2. 比重は1より小さい。
  3. 3. 種々の炭化水素の混合物である。
  4. 4. オレンジ系色に着色されている。
  5. 5. 引火点は一般に−40℃以下である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 32 軽油の性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 沸点は水の沸点よりも高い。
  2. 2. 水に溶けない。
  3. 3. 蒸気比重は1より小さい。
  4. 4. ディーゼル機関等で燃料として用いられる。
  5. 5. 引火点は45℃以上である。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 33 キシレンの性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色の液体である。
  2. 2. 特有の臭気がある。
  3. 3. 3つの異性体が存在する。
  4. 4. 二硫化炭素によく溶ける。
  5. 5. 蒸気比重は1より小さい。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 34 ジエチルエーテルの性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 無色透明な液体である。
  2. 2. 比重は1より小さい。
  3. 3. 20℃で引火の危険はない。
  4. 4. アルコールにはよく溶ける。
  5. 5. 発火点は100℃より高い。
回答欄 1 2 3 4 5

問題 35 メタノールの性状について、次のうち妥当でないものはどれか。
選択肢
  1. 1. 引火点は−40℃以下である。
  2. 2. 比重は1より小さい。
  3. 3. 刺激性および毒性がある。
  4. 4. 揮発しやすい、無色透明の液体である。
  5. 5. 燃焼範囲はエタノールより広い。
回答欄 1 2 3 4 5



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